リスケ丸

中二のジャンル百まで、って思ってたけどそんなこともなかった!局地的にアイドルが好きです。

Le Fils息子(褒めちぎってます!)と、少しだけ圭人くんの話!

ビビってふせったーに上げてたんですがいつ消しちゃうかわかんないしこっちにあげなおしました。お久しぶりです!

M.バタフライめっちゃたのしみ!面白い仕事とってくるな〜!無事幕が上がることを祈ってます。何よりも大好きな初日を取れたのでメッチャ楽しみ!絶対休み取る!

下記の途中、「悪趣味だなー」って書いたことなんですが、先日髙木くん主演の「裏切りの街」観劇する前後からずっと考えてました。
舞台の上で起こることやテーマってすべてが清く正しく美しくある必要はないと思っていて、それを楽しむ観客側も共犯になる感じが良いなーと思います。他人を丸裸にして他人のぐちゃぐちゃの人生を外から楽しんだっていいじゃん、所謂悪趣味な話、好きに楽しんでいいじゃん。ある意味下世話になることを、作り手側と観客側が双方ともに許されるのが舞台という空間なのかなーと思います。
映画やドラマもきっとそうなんだけど、舞台のほうが能動的に観に行くぶんなのか、密閉された空間が作り出すものなのか、「何でも許される」感は強いのかな。映画もそうだよと言われたらそうなんだけど、あくまで私の中の位置付けです。
どのコンテンツも違う楽しみ方があるしどのコンテンツにも好きな作品があります。

もちろん時代に合わせてアップデートしなきゃいけない表現はたくさんあるし、古!って表現によってモヤってすることもあるし、作品を作る上で演者や関わる人の心身を傷付けるようなことは決してあってはいけないけど、作り手と受け取り手の倫理観と作中の倫理観が別にあるのはそんなことは当たり前であってほしい。
ちゃんとした大人が「分かった上で」「これはそういうもん」として割り切って変な遠慮せず作ったもんっておもしれーな!ってそういう話です(笑)

↓以下、ふせったーに上げていたLe Fils息子(ル・フィス息子)と4月11日から一年近く経って3月2日現在の圭人くんに対する気持ちの話です!はてななんてお気持ち表明する場所だから!(言い訳)

2021年、意外と舞台を見てなかった。 
配信でいくつか観たりはしたけど実際チケットをとって現地に行ったのは「SUPERHEROISM」「テニスの王子様」のミュージカルと、「ウェンディ&ピーターパン」と、「ル・フィス息子」の4本で、もっと行ってたかなーーって気がしていたのでびっくりした笑 
びっくりしたとは言えこのご時世4本も観られたのと、4本とも幕が上がったことは奇跡みたいって思う! 
(誘っていただいた友人の舞台も観に行きました!こちらも素晴らしくて無事終演して良かった!) 
「ル・フィス息子」は何かしら思ったことを残しておきたいなって思いつつもう何を書いても卒業文集になってしまう気がして筆がすすまなかったんだけどどうせオタクの便所の落書きみたいなもんだからなんでも良いじゃん……自分がスッキリすれば……ってかんじで何かしら書きたいなって思ってました。
 
卒業文集って言ったけどそんなメタな目線でエモくなれるほど生ぬるい舞台ではなく、めちゃくちゃに垢抜けててめちゃくちゃに舞台作品として面白かった。ここ数年で観た舞台の中で一番鮮烈な印象だったのは間違いないです。 
終演した舞台に言うのもなんだけどめちゃくちゃ面白かったのでWOWOWとかでやることがあったら演劇好きだなーって思ったことがある人はぜひ観て欲しいです。 
最初に情報解禁を見た時思ったことは素直に「悪趣味だなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」と思って笑 
その話をこのタイミングでこの親子にやらせますか?笑 ってドン引きもいいところでそれは今も変わってないけど、そう思ってしまった自分を含めて、世間の下世話な視線を跳ね除けるくらい実際の舞台がものすごく良い意味で「つくりもの」だったので驚きました。 
岡本圭人さんと岡本健一さんであって、舞台上にいるふたりはまごうことなき親子だったけど、舞台上の脚本に描かれていること以上の生々しさはまったくもって感じなかった。こんなにも生々しいキャストでこんなにも没入して物語を物語として観ることになるとは思わなかったのでびっくりした。そして各国で上演されてるんだからそりゃそうだってかんじなんだけど本当に戯曲が面白い。 
パンフレットで圭人くんが何度も「ニコラは僕だ」って言うので、なんてグロいこと言うんだろう笑 って思ったんだけど、もちろん感情移入もしただろうし役作りに自分の半生を参考にすることはあれど、圭人くんの演技は当たり前かもしれないけどまったく本人と別人で全っっっ然、ハラハラしなかった。自分とまったく境遇が違う役よりも自分と共通点が多い役を「当て書きでない」「べつもの」って客にはっきり認識させるのってすごく難しいことなんだろうなと素人目でも思うので、芝居を愛して愛された人の凄みを感じたし、圭人くんにそれを思えたのが嬉しかった。 
なんというかはっきり「当て書きです」って仕上がりにすることで「泣ける舞台」にはなったかもしれないけど、私はその仕上がりの舞台はとてもちょっとエグくて見てられなかったと思う。ちゃんとつくりものとしてエンタメ作品として成立してたのが作り手のプロ意識だなーとおもう。 
タイトルは「ル・フィス息子」だけど、内容としては父の物語だったなと思います。父のせいだと息子に何度も責められ、息子を救えなかったと後悔する父親を健一さんに演じさせるのは、やっぱりグロいことすんなあって思う。 
健一さんのファンだったら観られたかな、と思うとそれはちょっとわからないです。 
パンフレットで健一さんが「本質的な部分には通じるところもあるけれど」「個人的な経験や感情も使えるものは全部使う」と言いながら、演技と現実を何度も切り離して噛み砕いて説明してくれてるのが圭人くんのインタビューと対照的で印象深かったな〜 言ってることは違うけど結果的にふたりが辿り着いてるアプローチは共通していて、健一さんはもちろん圭人くんにプロを感じました。また違う形で数年後に共演があったら観たいな。 
この数日前に見た「ウェンディ&ピーターパン」とちょうど180度近く対極にありそうな作品だったな。 
こっちはねーーーこっちも大好きだったよーーーーー好きすぎてダイジェストちゃんと観られてないくらい笑 
「ル・フィス息子」が久しぶりに「頑張らないと観られない舞台」だったので、翌日疲れすぎてずっと寝ていたし一回しか観られないな…って思いつつすごくすごく満足した。 
圭人くんの言う「やりたいこと」だったり、なぜグループを離れるのか、だったり、4月からの半年、いやもっと前からずっともやもやぐるぐるしていたことを私の中から取り除くのには十二分の説得力で、観終わってからひどくさっぱりした気分でいます。 
劇中、少しだけダンスシーンとかがあって簡単なフレーズだったけど、ずっとずっと観てみたかった、ライブの円盤で見ては恋焦がれていた姿で、歌って踊る圭人くんをずーっと待ってた自分も抱きしめてあげてーーなみたいなそんな気持ちにもちょっとだけなった。 
しかしめちゃくちゃ芝居がうまいのよ!たくさんの本に出会ってたくさんの人生見せてほしいなーーーーーーー芝居がうまい男は最高です。 
間違いなく人生における観てよかった舞台に入り続けるだろうなって作品になりました。 
以下どうでもいいお気持ち 
私は自分でも残酷だなとおもうけど、どうしたってライブが好きだと言ってくれるアイドルは大好きで。圭人くんの色んな役が見たいなーーーなんだって観たいな、彼の人生何があっても(喜ばしいことなら)なんだって喜べるなーーーと留学中から思ってるんだけど、それって自分の中のアイドルに対する好きとはちょっと違うんだな。好きな役者がいたときに思ってた好きに一番近い好きだなと思う。自分のアイドルに対しての好き、理不尽でキモくて勝手なので……(外には出さんようにするよ!) 
どんなお芝居も見てみたいなって思える役者、なかなかいないのでそんな人と思いがけないところで出会えたことはすごく嬉しいな〜、JUMPが大好きで特別なのとはまた別に大事にしたい気持ちだな〜って今は思えてます。
最初に知ったのがアイドルとしての姿だったから自分の中でこのキモくて理不尽な気持ちとどう向き合えば良いかモヤモヤしたりしたけどものすごく今はすっきりしていて嬉しいです。大事なものはたくさんあって良い!
あらためて好きになって2年、不在ながら続けてくれたけとぴの中の圭人くん、めちゃくちゃアイドルだったしめちゃくちゃ楽しかった!そして今も楽しい!おわり!

最強の内弁慶に出会った話「Last forever」「闇の先に僕らは歩き出す」

最後の曲までいきます!お付き合いください!

ちなみにナイモノネダリにうっかり筆が乗りすぎてしまった前回はこちら。

 

mojimojikunhyper.hatenadiary.com

 

 

「Last forever」

公式サイトで試聴できます)

ジャニーズのコンサートって帝国みたいだったり王国みたいだったり(ニュアンスの違い)はたまた反乱軍に占拠された旧帝国みたいだったり、同じ「わあ!お城みたい!」なセットでもさまざまなカラーがあるんだなあって思うんですが。
Hey!Say!JUMPは「亡国」感がすごいなあと思ってます。
……漢字にすると荒廃してるな?!
実際ディストピアな世界観も似合うんだけど、「かつて栄華を誇っていた王国」感というか、実際だれも行ったことも見たこともないんだけど、「昔々あるところに」あった国。彼らの持つふわふわした浮世ばなれした雰囲気が「今はない」王国感を演出してるよね……自分なにいうてんの?


そんな浮世離れした雰囲気を持つ皆さんが口を開けば「冷蔵庫にシール貼りがち」とか言うからめちゃくちゃ面白いんですが。(2年位前のテレビ東京系「リトルトーキョーライフ」の袋パン特集でヤマザキ春のパン祭りの話になり、エース山田さんが仰っていたのが忘れられない。エース、パン祭り参加するんだね

 

「Fab!」もテーマにかかげているおとぎ話の世界を、毎年いろんなバリエーションで見せてくれている……からこそ今回のアルバムはぜっっったいにコンサートで聴きたい。

 

豊かな感性を共有できるスタッフさんを味方につけているところも、この世界観を素晴らしい!って思えるメンバーも、「今年はこういう感じで行こう」とテーマを打ち出す言い出しっぺのメンバー(昨年の「PARADE」は山田さん、今年の「Fab!」は伊野尾さん)も、本当にありがたい。生まれてきてくれてありがとう。
きっと今回もコンサートのセットリスト意識した曲順でアルバムも収録してんだろうなあ〜行きてえ〜現場に。

 

「Last forever」が奏でるシンデレラの世界、映画のラストにお城のまわりで花火が打ち上がってるような壮大なサウンドがめちゃくちゃに良い。ちょっとレトロな、馬車が駆け抜けていくような間奏も良い。
シンデレラの世界ってなんというか、私が思ってる「アイドル」「ファンタジー」の象徴なのか、歌詞にシンデレラを彷彿とさせるワードが出てくると小躍りしてしまう。「魔法の馬車」、いいよね〜なんだろう、めっちゃいいよね~……心に住まう幼児が喜ぶ。

「終わらないでFantasy 物語の続きは
君とじゃなきゃダメさ 魔法の馬車で行こう」(1:50過ぎ)

好きなもん全部入っとるやないか。「魔法の馬車」は好きすぎてダメなんだって。卒倒しそうなほど好き。

シンデレラモチーフの歌詞が出てくる曲といえば、モーニング娘。さんの「Fantasyがはじまる」ですが、こちらも大好きだもんね。

アイドル、じゃんじゃんシンデレラを煎じてくれ。

 

「ラスフォーエバーーーーーーーアーーーーーーーーーー!!!!テレッテテッテッテテン!!!!!!!!!!」とともに打ち上がる特効を全身で感じたいので、絶対アンコール前のラストの曲にしてほしい。

 

「闇の先へ僕らは歩き出す」

 

オズの魔法使いがテーマの曲。通常盤のみのボーナストラックのため、試聴は公式サイトになし。なんですが公式サイト開いて〜!

www.fab-hsj.com


Enterじゃなくて本をタップして〜!
聴ける〜〜〜!!!!


安定の辻村有記さんと伊藤賢さんコンビが書き下ろしてくれた曲がこんなにもエモーショナルで、胸がいっぱいになっちゃってあんまり言えることがない…って言いつつごちゃごちゃ言うんですが。
「かくれんぼ」とか幼くてこどもらしいワードも出てくるのに、歌い上げるメンバーの声はいつもより低いトーンで大人の高級な子守唄ってかんじ。
ぽつりぽつり、思い出話をこぼすような皆さんの歌声となんともいえない夕暮れ感、すごく寂しくてでもあったかい。
アルバムの最後に収録されている曲ということもあって、待って置いていかないで……ってなってしまう。

 

「花火になって落ちる秋雨 雪へと変わった」(0:32)
「もうサヨナラの時間が来て 最後だと言い訳のかくれんぼ」(1:18)

知念さんの低い声でちょっと投げやり(?)な?少し諦めを含み持った?歌い方、色気がすごい。

知念侑李さんの表現力を最上級の言葉でお褒めしたいのに思いつかないのが悔しい。ありがとうございます……(?)
「かくれんぼ」\ぼ〜お〜おおお〜/
の「Fab-ism」とおなじく単語に囚われないコーラスも心地良い。有岡さんだと思ってるけどあってるかな?語尾が伊野尾さんぽいかんじもしてあんまり自信ない。

 

辻村さんたちからのHey!Say!JUMPへのプレゼントって気がして、たまらなく嬉しいきもちになります。


おわった〜!!!!
読んでくださってありがとうございました。
次回はコンサートで会いましょう!!!!!
以上、ド新規岡本担の「Fab!-Music speaks.-」全曲感想でした〜

最強の内弁慶に出会った話「Kiss your Lips」「御伽と知る世界」「ナイモノネダリ」

思いの外ナイモノネダリで筆が乗ってしまって、ひとつの記事に3曲しか入らんかった。今回もよろしくお願いします。

 

「Kiss Your Lips」

(試聴は公式サイトでどうぞ)

公式サイトに「アダルトで刹那的な世界観はHey!Say!JUMPの十八番。」とあるんですがそれはほんとうにそう。
「Wake Wake 目覚めていく」(0:10過ぎ)
他、薮宏太さんと山田涼介さんの歌声が重なった時の全能感、何物にも代え難い。
98585828回は言われてきただろうから今更私が言うことじゃないんだけど、まさしく「帝王」と「王子」だよね。このふたりが同じグループにいるの、改めてすごいな。

1月31日と5月9日、そろそろ国民の休日になれ。


ロミジュリみたいな、バルコニーがあるセットで披露してくれたら失神する。

もともとあったデモテープを来るべき時まで温存していたというこの曲、今が来るべき時というのめちゃめちゃ分かるし、「Kiss Your Lips」が表題曲で「眠れる森の美女」がテーマのアルバムもうひとつ作れそう。そんな強さを持った曲。

 

「御伽と知る世界」

 (試聴は公式サイトでどうぞ)

JUMPバンドでやってほしいーーーーーーー最初にカメラ目線でカウントとる中島さんが見えたもん。
JUMPバンド:ベース八乙女光さん、ドラム中島裕翔さん、キーボード伊野尾慧さん、ギターが現在留学中の岡本圭人さんと、薮宏太さん。ツインギターでやってもボーカルが4人出せる大所帯、たのしすぎ)

2:20過ぎの突然いかちいギターソロの間奏、わくわくする~

 

「It's time 果てない迷路 教えてよヘンゼル」(0:40)
「なんで?幸せだって 言えちゃうよグレーテル」(1:49)
でめちゃくちゃPPPH打ちたい。
ここ、グレーテルとヘンゼルとして呼びかけあってるのが山田さんと髙木さんなの、何だかとても可愛い。

 

3:02頃の有岡さんのパート、
「最後のページも君がいて」
って肩に手を回して口説いてきたかと思いきや、
「くれたらいいな」
ってすぐさま引っ込むこの健気さ、いじらしさ、凄まじくHey!Say!JUMPってかんじがする。

現場に行きたくなる曲個人的一位かも。煽られたい〜

 

「ナイモノネダリ」

 

「別の人の彼女になったよ」のwacciの橋口さんの作品と聞いて、「別の人の彼氏になったよ」的なアンサーソングが来るかと思いきや、「やっぱり別の人の彼女になるんかい」笑
これまでHey!Say!JUMPが楽曲の中で演じてきた女の子、夢みがちでちょっとだけ高飛車で(そして男運が悪そうで)ほんと大好きなので、女性目線の曲嬉しい。ありがとうございます。

 


Hey! Say! JUMP - ナイモノネダリ~Acoustic Version~[Official Music Video]

歌いだし聞いて~!
「明日の朝はとても早いの ドレス纏って神に誓うの」
明日、式を控えてる新婦の(歌詞を歌う)知念さん、たまらなくかわいい!声も可愛い!
私の中にうっかりHey!Say!JUMPの元カレの人格が芽生え始める。

 

今カレについてのくだり、
「とても真面目で素敵な人よ 私ね一度も 泣いてないんだよ」(1:00)
あたりで彼女のいままでの男運のなさが垣間見えるかんじがね、良いよね。

「私ね一度も 泣いてないんだよ」美月、それわりと普通!!!

友達に何回「だから言ったじゃん、やめときなよ」って言われても学習しないタイプだよね(偏見)八乙女光さんが演じる「オンナ」も私、大変好きです。幸せになってほしい。

 

「まだ誰のものでもない私の最後の夜に
あなたを思い出すなんて 私はナイモノネダリ」

結婚式前夜ってまあ届をまだ出していなかったとしてももう後戻りできない地点にいるじゃないですか。そこでこの期に及んで「まだ誰のものでもない」とか口走ってしまう(ごめん)あたりにこの「ナイモノネダリ」の主人公の女の子の性格が現れてる気がして、この子が身近にいたらふとした瞬間に「この女…!」ってなっちゃうかも。

フォローのためにもう一言付け足すとキャラ立ちがすごい。
「この女…!」って言いつつ別に悪いことじゃないからね。良いじゃんね、ひとりで元カレ思い出してもね。
自分が新婚だったら絶対リビングで聞かないけど……
いや、Hey!Say!JUMPが演じる「この女…!」って女、好きなんだよな……身近にいないし、Hey!Say!JUMP。

 


Hey! Say! JUMP – ナイモノネダリ [Promotion Video (Short Ver.) ]

PVに出ている奈緒さんの相手役、北川尚弥さんの演技がまた絶妙だよね……溢れ出る笹塚の六畳一間に住んでるバンドマン感……(好き)
中盤の居酒屋のシーン(2:45過ぎ)、ちょうど歌詞も

「私はそんなあなたの影を抱きしめてあげたい そう思ってた」

とかどことなく過去形になっていて、ナオヤ(仮)との関係にも影がさしはじめるところだと思うんですが、会計してるカットでどう考えても財布出してないナオヤ(仮)をみつめる「私」(奈緒さん)の表情が絶妙すぎてめちゃくちゃ笑っちゃった。

 

曲中で何度も繰り返される、
「まだ誰のものでもない 私の最後の夜に
あなたを思い出している私は ナイモノネダリ」
が山田涼介さんのパートなのがすごく良い。艶っぽい。
山田さんは本当にどんな役柄もこなしてくれるなあ。

 

「ナイモノネダリ」の物語のバックグラウンドには「ウェンディの結婚前夜」っていうテーマがあって、それを「置いていかれるピーターパン」側のHey!Say!JUMPが歌うっていうのが、変に生々しくならず、おとぎ話に仕上がってて良いな、って思う。


女性の気持ちを男性の歌声で歌ってるのに、所謂「男の夢」みたいになりすぎないのは歌ってる皆さんが本気でウェンディ、って役を自分の中で噛み砕いてくれてるからなのかな、と思う。

 

最後、中島裕翔さんがぽつりと呟く、
「私ね ずいぶん大人になったよ」(5:05)
で曲が終わるのがあまりにも良すぎるよね。
普段、活発で誰よりもこどもらしい一面を持っていて、実際ずいぶんと小さな頃から芸能界の第一線を走っている中島裕翔さんが言うと、なんだか重みがすごい。

Hey!Say!JUMP、大事にするからね……。
(新郎の人格)

 

長くなった!ヘラヘラ読めるというポリシー的に(?)一旦ここで終わります!

最後の記事は、個人的大本命「Last forever」と辻村伊藤コンビのボーナストラック「闇の先へ僕らは歩き出す」について書きます!

書きました!→

mojimojikunhyper.hatenadiary.com

 

 

 

最強の内弁慶に出会った話「Liar」「Last mermaid...」「MANTRA」「Puppet」

「Liar」〜「Puppet」の怒涛の流れが好きすぎるので書いててちょうたのしかった〜!

前回、個人的に「Your Song」への思い入れが強すぎるあまりに真面目に書き過ぎちゃったかな、と思うところがあったので以後へらへら書きたいと思います。

気楽に読めるよ〜っ

 

「Liar」

(試聴は下記の公式サイトでどうぞ)

www.fab-hsj.com

「恵比寿か中目黒に住む」ってしゃらくさい人類の住処を総括した岡崎体育おもしろすぎる。2:43ごろの髙木さんのパート(と思ってるけどあってるかな?)
「おっおかっみしょ〜ねんだっ!」が全員分あるの素晴らしいし知念さん(3:30)、有岡さん(3:39)あたりのコミカルさ、とても良い。


これだけ所謂岡崎体育節ってやつを歌っても過剰に風刺的なわけじゃないのがHey!Say!JUMPとの不思議な相乗効果だなと思います。

攻めた歌詞でも可愛らしく愛おしく仕上がっているところに岡崎体育さんがよくアイドルに楽曲提供している理由があるのかなすごいな。

あと使ってる音はシンプルなのに曲がちゃんと重たくてすごい。

 

「Last mermaid...」

伊野尾さん出演の「家政婦のミタゾノ」の主題歌。


Hey! Say! JUMP - Last Mermaid… [Official Music Video]

ロボットアニメの主題歌だ!!!!!!!と私のフォロワーの中で名高い(?)一曲。

わかる。なんか高河ゆんとかがキャラデザしてそうだし、最後の「ラストマーメイ!」のあとサンラ◯ズ◯BS電◯の提供入りそうだし。

 

「Hey!Say!JUMP」というアイドルのコンセプトの一番の理解者は「Last mermaid...」作詞作曲の松岡昌宏さんなんじゃないの?ってくらい兄貴、JUMPへの理解が深い。

そして松岡さんが書く歌詞の女性、良い女なんだよな〜っ

好きな歌詞はここ。youtubeの2:37過ぎ。
「人は人に縛られ それも愛と言うけど」

「嘘の壁を作る」
二番の歌詞。パート分けは山田さんと知念さん、からの中島さんですがここをあえて年下三人に歌わせるのかと。
愛を謳うアイドルに愛を投げ捨てさせようとするのすごい。でも捨てきれない薫、良い女なんだよな〜っ
※ラストマーメイドに出てくる女のことを「家政夫のミタゾノ」美田園薫さんからとって勝手に薫と呼んでいる

作詞作曲も「Kaoru」名義だしね。

 

15周年とかのライブでドカドカ特攻出しながらバンドアレンジやってほしい。

(ベース、ギター、ドラム、キーボードetc…が演奏できるメンバーがいるのでライブの時はグループ内でバンドが組めるHey!Say!JUMP、設定盛りすぎでは?)

 

あと「Last mermaid...」、卒倒しそうなほどシングルのジャケットがかわいいから見てください!!!!!!!!!!レトロかわいい!!!!!!!!!!!

「JACA‐5831」をジャケットの左上に印字してしまうセンスよ。あまりにもかわいい。

www.j-storm.co.jp

 

「MANTRA」

 (試聴は公式サイトでどうぞ)

知念侑李さんの不動の推し曲ですがおたくみんな好きでしょこんなん。思わずおたくみんなとかいうデカい主語を使ってしまった。
こういうゴリゴリのEDMのときの八乙女光さんの声の力って本当に強い。
年末の配信番組にて、「ダンスを見たいFab!の収録曲は?」って質問で「MANTRA」がファン投票一位になって嬉しくなって顔がふにゃふにゃになる知念さんかわいかった。
曲調はゴリゴリのゴリゴリも良いとこなのに、「Everybody hands up!」とか、曲中の掛け声がめちゃくちゃ突然「無邪気なこどもの声」でHey!Say!JUMP怖いやつ。

ていうか強めに聞こえてくるのは八乙女光さんの声なので八乙女光さんが怖い。

そこがたまらんく好き。

 

「Puppet」

 


Hey! Say! JUMP - Puppet [Official Music Video]

ピノキオがテーマらしいんですが、見て見て〜っ、しょっぱなの黒い画面が白く開けていくような演出、ピノキオがはじめて目覚めたときの視界みたいじゃない?良くない?

……ところで中島裕翔さんと有岡大貴さんの肺活量どうなってる?

このふたりの曲と言っても過言ではないくらい印象的なパートが多くて、なおかつ私はふたりの歌声がどうやらとても好きらしいので当然「Puppet」大好き。

中島さんと有岡さんも年末の配信番組でお気に入りの曲を聞かれたとき、こちらの曲を挙げていてにこにこしちゃった。


そして、「なんだこの曲ーーーーーーーー垢抜け過ぎじゃん!?」って公開当初、衝撃受けて腰抜かしてたら製作に入っている「KiUi」さんなる方、「Fab-ism」「ファンファーレ!」の辻村有記さんの、海外アーティストとの別チームでの名義だった。それは好きだわ!


とかいいつこのPVが公開されたときすでに辻村さんの提供曲が公開されると名前を聞かずとも「もしかして……これ有記……?(敬称略)」って胸がざわつく身体になってた。

辻村さんに対してすぐST☆RISHの人格が備わってしまう。ごめん。

年末に有岡さんと髙木さんのラジオに出演されたときに、この曲について語ってくださった辻村さんが「改めて日本語って良いな」って思ったと仰っててわ、わかる〜
「海外に向けて音楽を出すなら、英語でやらなきゃいけないのかと言われるともしかしたらちょっと違うのかもしれないと思って」的な言葉を添えられていていや、わ、わかる~良い塩梅の和洋折衷が気持ち良い。

相変わらずニュアンスしか拾えていなくてすみません。これからはメモ片手に有岡さんと髙木さんのラジオ「JUMP da ベイベー!」は聞くようにします。

 

「Puppet」の日本語をまくしたてるような歌詞、めちゃくちゃ面白いです。
「操り人形 切れた思惑 想いのまま 思いのまま
自分の意思で Towers the future」(1:30)
だとか、「操り人形」とかアイドルが歌うにはちょっとどよっ……ってしてしまいそうな歌詞も辻村さんが綴って山田涼介さんが歌うと嫌味っぽくならないというかあくまでファンタジーになるのが本当にすごい。Hey!Say!JUMPと相性が良い。これからもよろしくお願いします(再)

 

以上です!

たのしかった〜そうたのしいんだよねFab!

何回でも聞けてしまう。どうやらこいつはたのしいんだなということが伝われば幸いです。

次の記事で「Kiss Your Lips」以降も書きたいな。

最強の内弁慶に出会った話「千夜一夜」「Your Song」「Jazzy cut」「Snow White」編

 前回の記事の続きだよ!

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好きになって2年半くらい?の新参者のおたくが、Hey!Say!JUMPのアルバム「Fab!‐Music speaks.-」から千夜一夜」「Your Song」「Jazzy cut 」「Snow White」の感想を書きます

 

千夜一夜

エキゾチックサウンド×アイドルってなんでこうもワクワクさせられてしまうのか。

しかもアラビアンナイトだよ。しょっぱなから心臓が早鐘のようだよ。

 

YOASOBIのAyaseさん提供曲。MVのイラストは「夜に駆ける」の藍にいなさん。

0:20からの女性がずらっと出てくるところ(15秒過ぎから時間指定してます)、ツアーはJr.がずらっと並んで白い衣装でこのお辞儀みたいな振り付けしてくれたら最高なんだけど。

 

後半まで同じメロディを繰り返しながらもずっと失速せず盛り上がっていく中毒性が凄まじい。矢継ぎ早に千の物語を口に詰め込まれているよう笑

これ絶対ツアーでダンスバージョン見てからじゃないとこの世を去れない。

 

初回盤2に付属するDVDで視聴できるフルバージョンだと、

伊野尾さんと山田さんの、

「長い夜に朝日がさした」(3:30)

という最高ハーモニーのあと、映像が主人公の部屋から窓の外へ向かってズームアウトし→マンションの外観→昇る朝日、と移り変わるんですが、カメラが切り替わっていくかのようなアニメーションと音の合わせ方がほんと、鳥肌もんです。

朝日とともに、なんとも鮮やかなピンクでタイトル、

千夜一夜 One Thousand and One Night

がバン!って画面に浮かび上がって曲は終焉へ

という、2007年前後にニコニコ動画を見ていた世代(とても大きめの主語)が「う~~~~~ッ」ってなってしまう展開なんですが、喉からうめき声出るかどうかぜひ確認してほしい。収録は「狼青年」と同じ初回限定盤2です。

Hey! Say! JUMP/Fab! -Music speaks.- [CD+DVD+歌詞フォトブックレット]<初回限定盤2>

 

個人的に、ラストの「長い夜に朝日がさした」を歌っている、伊野尾さんと山田さんが同じ方向を向いているときのビジネスでも口喧嘩でも「絶対にふたりを敵に回したくない」感がものすごく好きで。

頭脳の伊野尾実務の山田みたいな。……自分何言うてん?

ふたりの持っている独特な雰囲気が曲に芯を持たせているんじゃないかな、って勝手に思ってます。あと純粋にふたりは声の相性が良い。

(無敵のふたりのハモりは公式サイトで視聴できます。Enter押してTopics出てきたら画面下までスクロールだよ!!!!千夜一夜は5曲目だよ!)

 

「Your Song」

 

こんなに優しい曲があるのか?と驚きました。

「ちぐはぐな僕らを繋ぐものは それはね たぶんね 愛だ」

ここまで真正面から恥ずかしげもなく愛を謳って、説教くさくもうさんくさくもならないって、すごい。

Hey!Say!JUMPに「大丈夫」といわれると本当になにもかも大丈夫な気がしてくる。

傍にそっと寄り添ってくれるようなこの優しさって、「Your Song」に限らずHey!Say!JUMPの楽曲が全体的に持っているものだと思うんですが、一朝一夕じゃなくて13年、もしくはもっと前から時間をかけて皆さんが積み上げてきた信頼が作ってる印象なんだろうな。プロのアイドル、ありがてえ〜

www.youtube.com

いや、あまりにも優しい山田涼介さんの歌声よ。包み込まれてしまう。

このあたたかさ、何?お母さんだったんか……?(?)

 

スタンドバイミーを彷彿とさせるMVは、「離れ離れになった幼馴染が15年ぶりに再会する」がコンセプトだそうなんですが、もうそんなの好きじゃん……

「はあ?それで一本映像作品作ってくれよ……」って呻いてたら本当に配信でドラマ一本作ってくれてた。初回限定盤2の特典で今年9月24日まで見られます。

Hey! Say! JUMP/Your Song [CD+DVD+ブックレット]<初回限定盤2>

シングル「Your Song」ストリーミング配信&壁紙ダウンロード

9月24日が結成日ですが、なんだその謎の粋な計らい?たまたま?

 

ちょっとレコードっぽいざらざら感があるイントロがまた懐かしい感じで最初から最後まで好きな曲の運びなんですが、特に好きなのが後半のここ。

「確かなものばかりならば 人生楽になるような…」(3:19)

「でもきっと違って 痛みを知り分かち合う」(3:29)

前半が年上の5人(薮宏太さん、髙木雄也さん、伊野尾慧さん、八乙女光さん、有岡大貴さん)

後半が年下の3人(山田涼介さん、中島裕翔さん、知念侑李さん)ってパート分けなのがあまりにも良い。器が大きいが故に人生のあれやこれやを引き受けてきてしまった年上5人と、いつのまにか頼もしくなって時にはみんなの手を引いてくれる年下3人というかんじがする。かんじがするだけかもしれんけど。

 

MVの「15年ぶりの再会」というコンセプトを見ていると、改めてグループのメンバーが隣同士で人生を歩んでいるのを垣間見られるのは彼らがアイドルだからなんだなあ、とメンバーの皆さんの今日までの選択にただただ感謝。

現在デビュー14年目の彼らの、15周年に向けての集大成のひとつなのかな、なんて感じられる楽曲で大好きです。

 

3パターンあるMVのうち1つが幼少期の設定で、2019年入所(とてもかわいい)のジャニーズJr.くんたちがHey!Say!JUMP役で出演しているんですが、全員で「15年後、ここで会おう!」と誓い合うセリフになんだか心がぎゅっとなってしまった。

儚い……

 

歌詞は、作曲の小倉しんこうさんと、みんな大好き私も大好き辻村有記さんの共作です。好きしかない。

 

「Jazzy Cut」

(視聴は公式サイトのみ)

ジャズピアノが叩きならすEDMってこんなに強かったのか。

ブレーメンの音楽隊」がテーマの一曲。

陰キャのくせにピコピコ音が駆け抜けるクラブミュージックが好きで、自宅でUSB式のミラーボールを光らせているというわけのわからない趣味趣向を持っているのでこういうのはもう、最高です。

 

歌いだしの「ドメスティック donkey」からつかみがすごい。絶対忘れんもんこのフレーズ。要所要所でびしばしくる中島裕翔さんの歌声が曲の切れ味を鋭くしてる。

03:20あたりからの薮宏太さんの

「Jazz with me Now 自由はそこに」

の、まるで視界全体が明るく色づいていくような、跳ね上がるような歌い方もめちゃくちゃしびれる。薮宏太さんと同じ時代の日本に生まれてきてよかった!

自分に音楽の知識がなさすぎてちゃんと感想書けないのが悔やまれるのでもっとなんか関ジャム的なところでしゃらくさく分析してほしい。

コンサートのアレンジが全然想像つかないのでツアーでやってほしい、なー……

 

「Snow White」

 

みんな大好き山田涼介さんも大好き清水翔太さん提供の「白雪姫」がテーマの曲。

「Jazzy Cut」からのTHE バラード、温度差で風邪引きそう。

メロディの持つ引力がものすごく強くて、一回聞いたらもう鼻歌うたえる。清水翔太さん怖え〜

 

いちど出だしのフレーズの山田さんの、

「真っ白な雪の中で君はとても美しい」(0:14)

を聞いたらもう「まsssssっしろンナ……」って即刻歌いたくなる。お風呂場とかで一人になると思わず「まssssssssっしろンナ……」ってしたくなっちゃう。ドームの終盤で聴いたらめちゃくちゃ気持ち良いだろうな。

 

「もう哀しい物語(せかい)にいないで 逃げて来られるかい 僕のいる所まで」(1:25)

良い男だな清水翔太!!!!!!!!!!!!!!(敬称略)

今回のアルバム、アーティストの各自の得意分野というか、それぞれのアーティストの名刺代わりとも言えるような一曲一曲が集まっていて、「そうそう、〇〇といったらこういうのだよね!!!」って楽曲が集っていたのでそんなところもすごく楽しかった。

かつ丼屋にいったらかつ丼を大盛りでたらふく食べさせてもらったかんじ。うまい例えが思いつきませんでした。

 

「僕の全てを以って君を愛してしまえば君の涙は止まる」(3:49)

「もう哀しい物語(せかい)にいないで 逃げて来られるかい 僕が守るから」(4:03)

ラスサビ前の中島裕翔さん→山田涼介さんのパートなんですが歌っている人が変わったことを感じさせないというか、曲に息継ぎをさせないというか。

めちゃくちゃ心地よく聴ける。ここのふたりに限らず、ユニゾンで歌っていても良い意味で8人(岡本圭人さんがいるときは9人)という大所帯を感じさせない声質のまとまり方、息の合わせ方が耳心地が良いなあHey!Say!JUMP……と常々思っています。

 

公式サイトでも視聴できるし、アプリ「smash」でもどなたでも聞けます。

(ダウンロード後、登録しなくても下記のリンククリックするとみられるはず)

デ…ズニーのJ〇BカードのCMソングとかに今からでもならないだろうか?Snow White ……。

 

またまたつんのめってしまった!

次回は岡崎体育御大の「Liar」以降の感想を書きたいです!

 

追記;書いた!

 

mojimojikunhyper.hatenadiary.com

 

最強の内弁慶に出会った話「Fab-ism」「I am」「狼青年」「Muah Muah」編

本人たちがよく「自分たちは内弁慶だ」と言うのでそう表現させてもらいました。人見知りが多いと先日も中島裕翔さんがラジオで言っていましたね。自覚があるんか。かわいいね。

2018年初夏からHey!Say!JUMPにぬるっとハマってるのですが、なんだか自分の「すき」を改まって口にすることに照れてしまうというかちゃんと文章にしたことなかったなと思いまして、ちゃんとしているかはさておき最新アルバム「Fab!-Music speaks-」の全曲感想を書くことにしました。個人的冬休みの課題。

 

「Fab!-Music speaks.-」

(2020/12/16発売)

 

「ありふれた世界なら君はいない」

という、収録曲「Fab-ism」の歌詞から引用の天才キャッチコピーで世に解き放たれた最新アルバム。
通常盤のジャケットの、我喜屋位瑳務さんのかわいらしくも毒があるイラストがはちゃめちゃに素敵です。

www.amazon.co.jp

tower.jp


じゃんじゃんいこう。

 

「Fab-ism」

 

「ファンファーレ!」の辻村有記さん、伊藤賢さんコンビによる、今回のアルバムの「夢先案内人」的立ち位置の曲だそう。

アルバムのキャッチコピーにもなっている歌詞、

「ありふれた世界なら君はいない」

すごくない?!そのままHey!Say!JUMPと辻村伊藤コンビに返すよ。

 

私がツイッター寝ても覚めても有記有記有記有記と騒がしく言っている辻村有記さん、2020年最も身を焦がすように想った男と言っても過言ではない。

日本語をメロディに落とし込むときに面白いことする方だなと思ってるんですが、ここ。

後述のYouTube0:35すぎの知念侑李さんのパート、

「諦めに似た言葉にはどこか」

八乙女光さんのコーラスが入ってくるんですが、

「言葉には」\ばには/

「どこか」\どこか/

こんなかんじ。

「ばには」って!単語に囚われないコーラス、めちゃくちゃ面白い。あとすごく耳心地が良い。

 

そして特に好きな歌詞はここ。
「人生は最後の最後で素晴らしいって 笑顔で言えたらそれで良い」

「それが良い」

YouTubeには入っていませんが2:00過ぎ。二番の中島裕翔さんからの山田涼介さんへの流れるようなパート。これだよこれだよ〜!!!!!!!!こういうどストレートかつ達観した歌詞を美しく紡げるふたりが好きなんだよ〜!!!!!!!!
台詞のように、噛み締めるように力強く「素晴らしいって!」と歌ってくれる、歩くディズニーミュージカル中島裕翔さんが素晴らしい。
終盤、とろけそうに柔らかい声質なのにに力強い高音で山田涼介さんが大忙しでずーーっとハモってるのも大変頼もしくて素晴らしい。


作詞作曲の辻村有記さんもゲストで出演してくださった有岡大貴さんと髙木雄也さんのラジオで、有岡さんが「Hey!Say!JUMPらしさってなんだろう?って思っていたけど、それは辻村さんが手掛けた楽曲に繋がっているんじゃないか?」みたいなことを言っていて(ニュアンスしか拾えてなくてごめんなさい)もう最高に嬉しかった。本当にそう思う。これからもよろしくお願いします。

一番はYouTubeで聴けます

Hey! Say! JUMP - Fab-ism [Official Music Video]

女の子が絵本を開くと、童話の世界の案内人である8人が飛び出てくるという超絶イカしてる(?)PV。

そこに佇んでいるだけで童話の世界の住人として説得力がある皆さんすごくない?シンデレラ城にいる山田涼介さん、わかる〜

 

スマートフォンアプリ「smash」で配信LIVE versionも無料で見られます!(ダウンロード完了したら下記のURLクリックしたら有料会員登録不要で見られるかと。)

 

「I am」

 

Hey!Say!JUMPの「主人公」って中島裕翔さんじゃねえかなと思っているという話。
圧倒的「エース」(本人曰く「フロントって立ち位置」って意識だそう)の山田涼介さん筆頭に全員ド・センター級のメンバーが揃っていることは間違いないんですが、Hey!Say!JUMPをひとつの物語として綴るならば、きっと中島裕翔さんの目線で語られるんじゃないかなと。

 

「誰にもなれない僕の人生だ 言葉は心に宿る」

 

はじめて聴いた時、「裕翔くんの歌だ」と思いました。
MVも、少年ジャンプのアニメが火曜7時台だった頃のオープニングみたいで映像と音のハマり方がめちゃくちゃ良い。

Hey! Say! JUMP - I am [Official Music Video]

0:50過ぎの有岡大貴さんと伊野尾慧さんが出てくるところ、護廷十三隊すぎませんかね???
あとやたらめったら音が好きと思ったら我らが辻村有記さんがキーボードの打ち込みとコーラスに入ってくださっていた。いや、Hey!Say!JUMPの七海春歌なんか?好きすぎる。


「狼青年」

顔見えてないのに表情豊かってすごくない?

Hey! Say! JUMP - 狼青年 [Promotion Video (Short Ver.) ]

Hey!Say!JUMPの、見た目は華奢で幼いけれど、パフォーマンスは貫禄があって骨太なところがめちゃくちゃに私を惹きつけるんですが。
あまりにもギャップがすごくて、たまに不気味なときさえある。いやめちゃくちゃ褒めてるんですが。
そんな「え?人…?」みたいな、人間離れした彼らの魅力を一曲通してめちゃくちゃ楽しめることがものすごく嬉しいし、「女王蜂で歌うのはもちろんだけど、男の子のグループに歌ってほしいな」と曲が出来上がった時点で思ったというアヴちゃんが狙った通りに仕上がってる一曲なんじゃないかなって思います。
ええい、ごちゃごちゃ言ったけどとにかく聞いてくれってかんじなんだな。

 

1分30秒過ぎの有岡さんの「イェ~↑」で画面右から一番手前に滑り込んでくる知念さん、どの音楽番組でも毎回まったく同じ位置にスライディングしてきたので怖い。 

 

まだごちゃごちゃ言うと、一曲の中で起承転結があって、なんなら踊り手にひとりひとり配役があって、って振付の東京ゲゲゲイさんのダンスって、普段からHey!Say!JUMPが得意としてる分野だと勝手に思っているのでなにもかも相性がよかった。運命の一曲だと思う。
アルバムの初回限定盤2に、顔出しバージョンとYouTubeに上がっている顔隠しているバージョン、両方収録されているのでまだ見ていない人いたらぜひ見てほしい。

Hey! Say! JUMP/Fab! -Music speaks.- [CD+DVD+歌詞フォトブックレット]<初回限定盤2>

 

八乙女光さんが「楽曲として美味しい」と表現していたけど本当に気持ち良い楽曲。とくに重たいベースの音、それだけずっと聴いていたいくらい。

ちなみに女王蜂の「BL」の前日譚だそう(って呟いてたアヴちゃんのツイート消えちゃってるけど)

 

「Muah Muah」

 

Hey! Say! JUMP - Muah Muah [Official Music Video]

youtu.be

MV、めちゃくちゃかわいくない?????

 

かわいくパッケージされ「ルージュになった」メンバー8人からお気に入りを選んでねというコンセプトだと思うんですが(知らんけど)めちゃくちゃ可愛い。この世の全ての可愛いを集結させたら絶対このMVのかたちになる。

 

「二番(YouTubeの動画の1:26すぎ)の美少女アニメのエンディング感すごくない?!」って発売直後にツイッターで騒ぎまくってはフォロワーに「またもじくん誇張して」ってたぶん生ぬるい目で見られてたと思うので、YouTube解禁になってよかった。トトロいたもん。本当に日常系美少女アニメのエンディングだから見てください。

本当に確認してほしいからもう一度時間指定で貼っちゃう。1:26過ぎだよ!

 

そしてこちらも辻村有記さん&伊藤賢さん案件。

メンバーも、最近は打ち合わせで辻村さんのデモ曲がかかりはじめると「もしかして……?」「この曲……!」って目配せし合うらしい。そんなうたプリみたいなことあるのかよ。やっぱりHey!Say!JUMPの七海春歌なんじゃん。(?)

これも有岡大貴さんと髙木雄也さんのラジオで聞きました。大切なことはすべて「JUMP da ベイベー!」略してベイジャンが教えてくれる。

 

千夜一夜」〜「闇の先へ僕らは歩き出す」は次の記事以降で触れたいと思います。

つんのめってる文章読んでくれてありがとう!

 

ちなみに「Fab!」公式サイト(こちら→Hey! Say! JUMP | Fab! -Music speaks.-で全曲視聴できます!!!!(Enterを押してTopicsとか出てくる画面にたどり着いたらめっちゃ下にスクロールすると音楽プレイヤーみたいなのが出てくる)

 

↓他の曲のリンクです。 

千夜一夜」「Your Song」「Jazzy cut」「Snow White」はこちら

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 「Liar」「Last mermaid...」「MANTRA」「Puppet」はこちら

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 「Kiss your lips」「御伽と知る世界」「ナイモノネダリ」はこちら

 

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 「Last forever」「闇の先に僕らは歩き出す」はこちら

 

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